車両保険の被保険者は、賠償や傷害保険と異なり、クルマ(契約車両)の所有者で基本的には1名となります。
しかし、クルマはローンで購入されることが多く、その場合の所有者はディーラーやローン会社となっています。保険金は原則として被保険者に支払われますが、実務では、事故により壊れたクルマの修理代は示談書や支払指図書などにより、修理工場などに直接支払われます。なお、全損などで修理をしない場合は、被保険者である車両所有者に保険金が支払われます。
多くのダイレクト自動車保険では、この車両所有者にも制限を設けています。
その範囲は、一般的に契約者と同一もしくは契約者の家族、または記名被保険者と同一もしくはその家族というものになります。