自動車保険に加入するということは、「保険を買う」ことと同じですので、保険の対価としてのお金を支払わなければなりません。
保険業界では、自動車保険などの価格・値段のことを「保険料」といいます。よく「掛金(かけきん)」などという言葉も使われますが、損害保険(生命保険も同様)の世界では「保険料」という用語を使用します。「掛金」という用語は、主に共済(自動車共済など)で使用されます。
自動車保険も「自動車共済」も同じようなサービス(事故の損害を補償する)を提供するものですが、根拠となる法律や所轄官庁が異なるため使われる用語も違うものとなっています。ちなみに「保険金」のことは、共済では「共済金(きょうさいきん)」と呼びます。
通常であれば自動車保険に加入する場合、保険代理店に保険料を支払うわけですが、ダイレクト自動車保険の場合には一般的に保険代理店が間に入らない通信販売となりますので、お客さんは自分で保険会社に直接保険料を支払わなければなりません。
保険料の支払いは以下の方法ですることができますので、自分の都合の良いが選べます。
保険会社から送られてくる書類(申込書が同封されているもの)の中に振込票が入っているので、その振込票を使って銀行振り込みをします。(郵便局でも支払いできます。)通常は、振込手数料は保険会社が負担するので、加入者は見積書に記載の金額(保険料)だけを支払えばよいことになります。
銀行振り込みと同様に保険会社から送られてくる書類の中に振込票が入っているので、その振込票を使ってコンビニエンスストアで保険料を支払うことができます。
JCBカードやVISAカードといったクレジットカードで保険料を支払うことができます。
ただし、クレジットカードで支払う場合は、保険会社のコールセンターに電話するか公式サイトで申し込みの手続きをする必要があります。送られてきた申込書類にカード番号を記載して支払うという方法はほとんどありません。
カード払いの場合、カード会社が実施している分割払い(5回、10回払いなど)やリボルビング払い(リボ払い)も利用できます。この場合、保険会社の分割払いとは異なるので、分割割増は適用されませんが、カード会社が設定している分割払いやリボ払いの分割手数料は別途かかります。
保険会社によっては、エディなどの電子マネーで保険料を支払うことができます。 また、インターネット銀行(ソニー銀行やジャパンネット銀行など)を通じての支払いもあります。
ほとんどのダイレクト自動車保険では、保険料の支払いは一括払いとなっています。
従来の自動車保険のように口座からの引き落しなどはあまり見かけません。自動車保険を分割払いで契約すると、通常の一括払いに比べ保険料が高くなります。分割払いの事務手数料(保険料領収費用)として、通常5%程度の「分割割増(ぶんかつわりまし)」が上乗せされます。